こんなわたしにもできたこと-Riiiiie's last adventure-

28歳になり自分を振り返った時、私には目に見える特技がないことに気づいた。おそらく好きなことだけに専念できる最後の年。この1年で自分に何ができるのかを考えていこうと思う。大学卒業後、旅行会社に勤務。 退社後1年7ヶ月イギリスへ。のんびり現地の人と触れ合いながら英語を学ぶつもりが仕事の日々。。。後悔したくないと思い、最後にもう一度だけ行くことにした行先きはアイルランド。 今まで人が好きということだけで生きてきた。 英語もまだまだ、大した貯金もなし。そんな私にもできたことをつらつら書いていこうと思う。

葛藤

生きることがこんなに大変だったとは思わなかった。

なかなかチーズ屋さんでの仕事は見つからない中、このままだと生活できなくなってしまうので、とりあえずどっかではたらかないととおもってね。

履歴書持って行ったレストランでその日のうちにトライアルできてと言われ、仕事が始まった。
Better than nothing という気持ちで働くことにしたの。

働き始めたレストランを選んだ理由は、
日本食レストラン以外で、好きな料理がイタリアンだからと、チーズで一番好きなのはイタリア産だったから。

いい人だった。
楽しかった。
でも、なぜか泣けてくるの。

私一体なにやってるんだろうっていう気持ち。

ダブリンではアルバイト1つ見つけることすらとても大変で、それよりもさらに仕事がないEUのいろんな国の人が働きに来てる。

私はラッキーだったかもしれない。

一緒に働く人の中には、
アイルランドという国に興味があったとか、英語をもっと上達させたいから来ましたっていうフワフワした気持ちではなくて、
自分の故郷に仕事が全くないから出稼ぎに来てる的な感じ。
もっとシリアス。

こっちで出会った人に、
日本では毎日どこかしらにあるアルバイトの求人募集
こちらではとても需要が少なく、
私のようにワーホリできても、結局仕事がないから帰ってしまう人がたくさんいるんだよって言われた。

経験がものをいう社会。
まだまだ不況と言われている日本だけど、
自分がやりたいことを、経験が全くなくても働ける日本の経済を改めてすごいと思った。

ただ、本当にこのままじゃアイデンティティを見失う。

私は何しにここに来たかということを、
お店がクローズした後考えながら働いていた。

このままじゃいけない。
このままじゃいけない。